このような人におすすめの米国株ETFを紹介します。
HDV:投資初心者にオススメ米国高配当ETF
米国の投資会社の大手は、バンガード社、ブラックロック社、ステート・ストリート社の3社あります。
そのうち、HDVはブラックロック社が運営するETFです。
ブラックロック社が運用する「iシェアーズ」のシリーズは、世界シェア32.5%を誇る世界最大の純資産残高です。これだけ、運用実績と信頼がある会社が運用しているということです。
出所:プロダクト・リスト
ETFとは
ETF(exchange traded fund)の略で、上場投資信託というものです。
上場投資信託とは、投資会社に資金を預けて株式運用してもらう投資信託が米国市場に上場されているものです。
市場に上場されることで、市場が開いている時間帯には自由に売買ができることが特長です
HDVの基礎情報
HDVの銘柄基礎情報は次の通りです。
項目 | 詳細 |
銘柄名称 | iShares Core High Dividend ETF |
ティッカー | HDV |
連動指数 | Morningstar Dividend Yield Focus TR USD |
運用会社 | ブラックロック |
構成銘柄数 | 75銘柄 |
設定日 | 2011/03/29 |
分配金回数/年 | 4回(3,6,9,12月) |
株価 | 109.89ドル(2022/04/20時点) |
配当利回り | 3.09%(2022/04/20時点) |
HDVの株価推移
2011年の設定日から11年で約2倍の株価に成長しています。
50.35ドル(2011/03/29)→106.99ドル(2022/04/22)
リーマンショック後の2011年に設定された銘柄ということもあり、堅調に右肩上がりの株価成長をしています。
HDVの配当金
配当利回りは、3.09%(2022/04/20時点)であり、直近は株価成長に伴い利回りは低下しています。
平均は3~3.5%程度を推移しています。
ただし、3%の配当を出しながらこれだけ安定して右肩上がりの銘柄は珍しく、安心して保有することができます。
投資方針
私は、インデックス投資と、高配当投資で迷いましたが、5年後のサイドFIREを目指すことを考えると、5~10年後に元本を取り崩さず収入を得られる、配当収入の最大化を検討していました。
一般に指数連動のインデックス投資は利回りが1.3~2.0%程度であり少し物足りない利回りです。長年の運用では米国経済の拡大に合わせて、右肩上がりに株価成長しています。
一方高配当投資は個別株が多く、5~8%程度の配当利回りが狙えます。ただし、個別株は急に株価が下落したり、減配、無配のリスクが伴います。
HDVは、インデックス投資には見劣りするものの、右肩上がりの株価成長と、高い配当利回りを狙えます。75銘柄に分散投資しているため、数社の株価下落や減配の影響が少なくすみます。
また、配当は毎年約6%程度の増配率があるため、長期(5年以上)で保有すれば個別株に負けない高配当利回りを目指せます。
高配当の個別株75社に投資しているので、個別株を自分で購入してポートフォリオを作る必要がありません。
インデックス投資と高配当株投資の両方の良さを持っているHDVが私は安心して長期投資できる銘柄の一つだと考えます。